日差しが強くなる季節、気になるのが紫外線対策。「どの日焼け止めを選べばいい?」「SPFやPAってどう違うの?」など、疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、紫外線の基本知識から日焼け止めの選び方、正しい使い方まで、美容と健康を守るためのUV対策の基本をわかりやすく解説します。
紫外線(UV)とは?肌に与える影響
紫外線は目に見えない太陽光の一種で、UVA・UVB・UVCの3種類に分かれます。
このうち地表に届くのはUVA(長波長)とUVB(中波長)で、それぞれ次のような影響があります:
- UVA:肌の奥に届き、シワやたるみの原因に(光老化)
- UVB:肌の表面を赤くし、シミやそばかすの原因に
紫外線は曇りの日でも80%以上降り注いでおり、年間を通して対策が必要です。
SPFとPAの違いと選び方
日焼け止めを選ぶ際によく見る「SPF」や「PA」は、UVカットの強さを示す指標です。
SPF(Sun Protection Factor)
主にUVB(肌の赤みや炎症)を防ぐ数値。SPF30なら約10分×30=300分(約5時間)防御可能とされています。
PA(Protection Grade of UVA)
UVA(シワ・たるみ)を防ぐ強さを「+」の数で表現。PA+~PA++++まであり、「+」が多いほど強力です。
日常の目安
- 散歩・買い物 → SPF20〜30/PA++程度
- 通勤・外出 → SPF30〜50/PA+++以上
- レジャー・海・山 → SPF50+/PA++++
日焼け止めの種類と使い分け
日焼け止めは、肌質や用途に応じて使い分けることが重要です。
タイプ | 特徴 | おすすめの人 |
---|---|---|
ジェルタイプ | みずみずしく伸びが良い。ベタつきにくい | 脂性肌・男性・夏場におすすめ |
ミルクタイプ | しっとり保湿感あり。乾燥肌にやさしい | 乾燥肌・冬場・敏感肌の方 |
クリームタイプ | カバー力があり、密着感も高め | 化粧下地として使いたい人 |
スプレータイプ | 塗り直しが簡単。髪や手の届かない部位にも | アウトドア・忙しい人 |
正しい日焼け止めの使い方
- 外出の15〜30分前に塗る
- 顔ならパール2個分が目安(少なすぎ注意)
- 2〜3時間おきに塗り直すと効果持続
- 汗をかいた後やタオルで拭いた後は再塗布が必須
日焼け止めは「たっぷり・均等に・こまめに」が基本です。
日焼け止めと肌荒れの関係は?
「日焼け止めで肌が荒れた」という声もありますが、これは紫外線吸収剤や香料、防腐剤による刺激が原因のことも。
敏感肌の方は以下のような記載をチェックしましょう:
- ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)
- アルコールフリー・無香料
- 石けんで落とせるタイプ
パッチテストをしてから使うのも有効です。
よくある質問(Q&A)
Q. SPFは高いほど良いの?
A. 高すぎると肌に負担がかかる場合も。用途に合った数値が最適です。
Q. 室内でも日焼け止めは必要?
A. はい。窓ガラスを通してUVAは届くため、室内でも軽めのUV対策が推奨されます。
Q. 日焼け止めは子どもにも使える?
A. ベビー・キッズ用の低刺激タイプを選べば使用可能です。
まとめ:紫外線対策は1年中の習慣に
日焼け止めは夏だけのものではありません。「毎日」「正しく」「自分に合ったタイプを使う」ことが、美肌と健康を守る鍵です。
ぜひ今日から、肌をいたわるUV対策を始めてみてください。
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